エル・ネット「オープンカレッジ」公開講座 「グローバル化する現代社会」

「国境を超える知」原稿 (2000年10月6日放映)

1.多くの犠牲を強いた知識の伝達

井上靖という作家が「天平の甍」という小説を書き残している。この小説は、奈良時代の我々の祖先が、お隣の中国(その当時は唐といった)から仏教を学びとるため、どれほど多くの犠牲を払ったかを、見事に描き出している。この作品の中には、さまざまなタイプの留学僧が登場してくるが、そのなかの一人に、ただひたすら朝から晩まで経典を書き写すことに生涯をかけた留学僧のことがでてくる。その留学僧は、今の日本には正しい経典が伝えられていない、間違った経典を日本人は、それが正しい経典だと信じてそれに頼りきっている。自分の使命は経典をできるだけ正しく写し取り、それを日本に持ちかえることだ。そう信じて、朝から晩まで休む暇もなく、自分の健康を犠牲にしてまで、写経の日々に明け暮れる。

やがて帰国の時がきて、彼はその膨大な写経を船に積み込み、祖国日本を目指そうとする。ところが途中で台風に会い、その大量の経典は彼とともに、海の藻屑と化してしまう。その瞬間のことを、井上靖は「けっして取り返すことのできないある確実な喪失感があった」と形容している。一人の留学僧が生涯をかけて写しとった経典。それが今や、一瞬のうちに大海原の藻屑となって消え去ってしまう。私達は、ここに自分の一生涯をかけてまで正しい知識を伝えようとした人間の情念、しかしそれにもかかわらず、その情念を一瞬にして水泡に帰してしまう過酷な運命に思いをはせないわけにはいかない。我々の祖先にとって、異国の文化、異国の思想、異国の知識を学びとり、それを祖国に伝えることは、命懸けのことだった。そこでは多くの貴重な生命が失われた。

2.瞬時に知識の伝わる現代

ところで、我々が現在住んでいるこの現代では、何が起ころうとしているのだろうか。今日のテーマは「国境を越える知」である。現在我々が体験していることは、知識や情報が一瞬にして国境を越えて、大陸を越えて自由に交流する時代が到来したという事実である。具体的にどのような変化が起きているのか、今日はそれを紹介したい。今日の話のキーワード(中心となる言葉)は、「インターネット」、「電子メール」、「ホームページ」、「デジタル図書館・美術館・博物館」である。

話に入る前にまず最初に、ぜひ皆さんにお見せしたいものがある。この写真を見ていただきたい。これは土星の写真である(http://nssdc.gsfc.nasa.gov/image/planetary/saturn/hst_saturn_aurorae.jpg)。土星の周りには、綺麗なリング、輪がかかっている。リングのかかった土星の写真は、それほど珍しいものではない。皆さんもすでにどこかで御覧になったことと思う。

しかしこの写真でぜひ注目してもらいたいところがある。それは、土星の北極と南極に当たる部分にボーと赤く光っている個所である。これは何かというと、オーロラである。オーロラは地球だけではなく、土星にもかかる。この写真は、土星にオーロラがかかったところを撮影したものである。

ところで、この写真は誰がどうやって写したのだろうか。実をいいうと、この写真は地球上から撮影したものではない。これはハッブル天体望遠鏡という、大気圏外に打ち上げられた人工衛星の載せられた望遠鏡から撮影したものである。この地球上からでは、いくら性能のよい天体望遠鏡でも、土星のかかるオーロラのような、微かな明かりを撮影することはできない。地球の上からでは、大気中の埃だとか、大気の揺らぎなどがあって、土星にかかるオーロラなどごく微弱な光を撮影することはできない。これは大気圏の外に天体望遠鏡を打ち上げ、それではじめて撮影できた写真である。

3.インターネットの仕組み

それではこのハッブル天体望遠鏡の写したこの写真を、私はどうやって手に入れたのか。本日の話のポイントはここにある。この写真はどこかの本から取ってきたものではない。また私がわざわざアメリカまででかけていって、手に入れたものでもない。実をいうと、この写真を自宅にいて、ふだん使っているパソコンを使って手に入れた。私の使っているパソコンは、決して特殊なパソコンではない。皆さんも、その辺で売っているごく普通のパソコンを持っていれば、あとで述べる「インターネット」に接続さえすれば、この写真をちゃんと手に入れることができる。

いったいどうしてこのようなことができるのか。ハッブル天体望遠鏡を人工衛星に載せて大気圏外に打ち上げたのはアメリカ政府である。アメリカ政府には航空宇宙局(NASA)といいう機関がある。アメリカ航空宇宙局はハッブル天体望遠鏡が送ってくる映像を、アメリカ航空宇宙局にあるコンピュータに次々保存している。「コンピュータに保存する」といっても、良くわからないという方がおられることだろうが、もう少し我慢して聞いていて頂きたい。要するにNASAには、ハッブル天体望遠鏡が送ってくる映像を集めた写真館、美術館、図書館が作られている。私は自宅にあるパソコンを使って、遥か離れたアメリカのNASAにある写真館に接続して、自分の家に座ったままで、この映像を入手した。どうしてそのようなことができるのか。このからくりを理解していただくためには、まず最初に「インターネット」という仕組みについて説明しておく必要がある。

現在、世界には無数のコンピュータが使われており、しかもそのコンピュータが相互に電話回線、光ファイバイーで一つに結ばれている。つまり日本の私の自宅にあるパソコンは、それだけ一台で独立しているのではなく、世界中にある他の無数のパソコンと、電話回線を通じて結ばれている。つまり、アメリカにあるパソコン、イギリスにあるパソコン、シンガポールにあるパソコン、さまざまな国にあるパソコンと結ばれている。これが「インターネット」という仕組みである。

図に示すと、世界中のパソコンがそれぞれ独立して動いているだけでなく、お互いが結び付けられている。ちょうど人間の頭脳の内部で、無数の神経細胞が手を伸ばしあって、相互に結び付いているように、無数のコンピュータがまるで脳神経細胞のように、相互に結び付けられている。これが「インターネット」である。

4.ホームページの仕組み

こうして出来あがっている「インターネット」を利用すれば、自宅のパソコンから容易にアメリカのNASAにあるパソコンに接続することができる。どうやって接続するかというと、まずたいていのパソコンの場合、すでに買った時からInternet Explorer とか、 Netscape Navigatorというパソコン・ソフトがついているので、それを立ち上げる。すると、URLという、いわば接続したい相手先のパソコンの住所を書き込む枠がでてくるので、そこにNASAのアドレス(住所)、http://www.nasa.gov と記入して、EnterとかReturnと書かれたキーを押すと、それだけで相手先のパソコンに接続できる。

NASAのパソコンに接続すると、まずNASAのホームページが現れ、NASAが全世界に向けてどのような情報を発信しているか、さまざまな項目が紹介されている。これがNASAの「ホームページ」である。ここには、どういう情報が載せられているのか、いろいろな項目の名前が、目次のように並んでいる。そのなかに「Multimedia Gallery」という所がある。ここをクリックすると、ハッブル天体望遠鏡がこれまで地球に向けて送ってきたさまざまな映像を収めた写真館に入ることができる。そこには土星の写真だけでなく、金製、火星、木星など多くの惑星の写真が収められている。さきほどお見せした「オーロラのかかった土星」の写真は、このNASAの発信している写真館から取ったものである。

このことが示しているように、現在ではわざわざアメリカまで行かなくとも、NASAのあるフロリダまで足を運ばなくとも、この日本にいながらにして、瞬時にしてこういう映像を手に入れることができる。それが可能となったのは、インターネットのお陰である。これは過去数年ほどの間におきた大きな変化である。

5.世界遺産のリスト

ところでこうした情報を全世界に向けて発信しているところは、NASAだけではない。もう一つ紹介するのは、ユネスコである。ユネスコは現在、歴史的価値のある文化財、自然環境を「世界遺産」として指定している。現在世界には630の遺跡、自然環境が世界遺産として指定されている。この地球上のどこに、どういう世界遺産があるのかは、このユネスコのホームページに載せられている。ユネスコのホームページの住所(URL)は http://www.unesco.org. なので、先に説明したのと同じ方法で、自宅のパソコンにこれを打ち込むと、ユネスコのホームページをみることができる。

たとえば、日本を見てみよう。ここには法隆寺、姫路城、白川郷などの名前が、リストに上がっている。このページには名前しかあがっていないが、その名前が書いてある所に「カーソル」を持っていって、そこを「クリック」すると、途端に画面が切り替わって、さらに詳しい説明や写真の載ったページがでてくる。たとえばこの「白川郷」と書かれたところに、「カーソル」を持っていって、そこを「クリック」すると、途端に画面が切り替わって、「白川郷」についての、さらに詳しい説明や写真がでてくる。これが「ホームページ」の特徴である。「ホームページ」には、こういう「リンク」という独特な仕組みが備わっていて、これを利用することによって、一つのホームページ上に、膨大な資料、映像、画像を収録することができる。我々がふだんみている印刷物とか写真集では、到底納めきれないほどの文章とか写真とか、音とか動きのある画像を載せることができる。

我々はこれまで1000年以上にわたって、印刷された書物に大きく依存してきた。書物はきわめて便利なもので、重要な記録は書物の形に残して後世に伝えてきた。しかし、書物を利用する場合、我々はその本が納められている場所に直接出向いていかなくてはならない。場合によっては、海外まで出向いて行かなければならない。

6.デジタル図書館

ところが、ホームページ上に載せられた記録は、インターネットにつながれたパソコンさえあれば、この地球上のどこからでも読むことができる。たとえば、ユネスコはある遺跡を世界遺産に指定するときは、専門家の委員会を設けて、その意見を聞く。世界遺産の指定を受けるには、ある一定の基準を満たす必要がある。果たしてその遺跡は世界遺産に指定するだけの価値があるか否か協議する。ユネスコのホームページには、その委員会での議論をまとめた議事録が載せられている。世界遺産への指定をめぐっては、しばしば意見が分かれる。たとえば、奈良の法隆寺が世界遺産の候補となった時、一部の委員から、「確かに法隆寺は1、000年以上の歴史を持っているが、木材で作られている以上、中身はすっかり入れ替わっていて、もとの法隆寺ではないのではないか」といった異論がだされた。そこで法隆寺の素材を調べたところ、6割以上は建設当時のままの材料が使われていることが判明して、それで西欧側の委員もはじめて木材の強さを再認識し、その結果、世界遺産への指定が採用されたという話があった。

こうした世界遺産への指定の根拠が、このホームページには掲げられている。ふつう、こういう議事録は紙に文字で書いたり、印刷したりすると、膨大な文書になり、大きな図書館でも行かないと読むことができない。ところが、我々はその膨大な報告書を、わざわざどこかへ出かけることなく、インターネット上で読むことができる。つまりユネスコには今、こういう形で、膨大な美術館、博物館、図書館が作られていることになる。我々はそれを、わざわざパリまで行かずに、この日本にいながら、自宅から読むことができる。現在では、こうした「デジタル図書館」が世界各地に作られつつある。

7.学習成果をホームページに発表する試み

このように、私達は今や国境を越えて、ごく短時間の間に、自由に情報のやり取りをすることができるようになった。そこで、もう一つの実例をお目にかけることにしたい。この画面である。これはある高校生のティームが作成したホームページである。これは「絶滅の危機に瀕する動物」をテーマとして、高校生達が共同で勉強し、学習した成果をホームページに纏め上げたものである。まずこの表紙に当たるところにはこう書いてある。「1998年は中国の暦では虎の年です。しかし現在では野生の虎は、世界全体で5000頭以下しか生存していません。しかもその上、今この瞬間にも、幾頭もの虎が皮や骨を取るために殺されているのです」

このホームページは、これまでも多くの生物種がこの地球上から消滅してきたが、これからの1世紀に絶滅することが予想される生物を調べ上げ、その一つ一つについて情報を集め、これらの生物種が絶滅しないようにするには、我々はどうしたら良いのかを世界に向けて訴えている。

たとえば、ここでは「絶滅の危機に瀕している生物種」の一覧表が載せられている。まずAから始まってZまでアルファベット順に、一つ一つの「絶滅の危機に瀕している生物種」が挙げられている。最初の文字がAで始まる生物だけでも19種が絶滅の危機の瀕していると分類されている。この一覧表ではまず、「普段使われている呼び名」があって、次に「学名」がきて、「世界のどこに住んでいるか」が書かれていて、最後には危機の程度が表示されている。

このホームページを読んでいると、実にいろいろなことを学べる。たとえば、「絶滅の危機に瀕している生物種」といっても、いったいどのくらいの数の種が絶滅に危機にさらされているのか。このホームページの記事には、いろいろな説が紹介されている。ある人の説によると、熱帯雨林の消滅だけで、毎年4,000種から6,000種が消滅していると推定されている。これは1日当たりで100種ということになり、さらにいえば15分に1種の割合で種が消滅していることになる。またある人の推定では、2050年までには現存する種の50%が消滅するとされている。要するに、現在、19,000の植物種と5、000の動物種が「絶滅の危機に瀕している」と分類されている。

現在地球上には、動物、植物、昆虫、藻類、菌類、微生物類など、すべてあわせた種の数はどれほどになるのか、人によって数え方が違う。ある人によると、1万4000から1万7000種類と推定したり、あるいは400万から500万種だという人もいる。しかし約1,000万種というが、ごく一般的な見方のようである。この1,000万種といわれている生物種のうち、毎年、多数の種が、この地球上から絶滅しようとしていることになる。

それではこの種の絶滅を食い止めるには、どうしたらよいのか。この欄には、そのことが書かれている。政府がどのような取り組みをしているか、世界各地の動物園ではどのような努力をしているのか、学校ではどいう取り組みをしているかなど、それぞれの機関や人々の取り組みが紹介されているが、基本的には我々が環境を守る努力をしなければならない。それでは環境をこれ以上悪化させないためには、どうしたらよいのか。ここには「家庭でできること」「あなたの家の庭でできること」「バカンス先でできること」「車の中でできること」「仕事場でできること」「ショッピングの時にできること」「個人のできること」、こういった項目が挙げられ、その一つ一つに詳しい説明がしてある。内容は時間の関係上、残念ながら割愛する。

8.国境を越えた共同学習

このようにこれは、一つの百科事典である。絶滅種をテーマにして、それに関係する知識を集めてきた百科事典である。問題は、この「百科事典」を作ったのはだれなのか、という点にある。これが今日の話のポイントである。これを作ったのは、実は3人の高校生・短大生である。しかも、この3人は住んでいる国がまったく違う。一人はアメリカのサンジエゴに住む高校生、もう一人はインガポールに住む短大生、そしてもう一人はオランダに住む短大生である。つまり、お互いに何千キロも離れた土地に住んでいる青年達が、お互いに相談を交わしながら、共同して調べ、その成果をこういうホームページに纏め上げたのである。

普通、中学校、高校では、数人の生徒達がグループを作って、一つのテーマについて共同で調べ、その結果をまとめるということは、昔からよく行われてきた。しかし、その場合は同じクラスの者同士、あるいは同じ学校の者同士というのが圧倒的に多かった。

ところが、この「絶滅の危機に瀕する動物―――次の1世紀に消滅する恐れのある生物」というテーマのもとで、共同学習を行い、その結果をこのホームページに纏め上げたのは、3ヶ国に住む青年達なのである。アメリカのサンジエゴ、オランダ、シンガポール、その間の距離はお互いに数千キロも離れている。飛行機で移動するのに、おそらく10数時間はかかる。これほど遠くに住んでいる者同志が、どうして一つのテーマのもとで共同学習をすることができたのだろうか。どうして一つのホームページを共同で作成することができたのだろうか。

それができたのは、電子メールのお陰である。電子メールを使うと、地球の裏側でも一瞬のうちに手紙が届く。電子メールとは、先に説明したインターネットを利用して、手紙を送る仕組みである。私がアメリカ航空宇宙局のコンピュータから映像を取るのに、一瞬の時間しかかからなかったといったが、電子メールの場合も同じである。この3ヶ国に住んでいる青年達は互いに電子メールを使いながら、どういうテーマで共同調査をするか、そのテーマについてどういう情報を集めてくるか、誰がどの部分を分担するか、そういう連絡はすべて電子メールを使って連絡しあったのである。そうでなければ、アメリカ、シンガポール、オランダに住みながら、このような共同作業はできない。

おそらくこのページは私が作りましょう、その代わり、そこのページはそちらで作ってください、そういう相談を交わしながら、一頁一頁づつ作っていったのだろう。電子メールといっても、ただ文字で書いた手紙を交換するだけの道具ではない。電子メールさえ使えば、こういうホームページの試作品も、ごく簡単に国境を越えて交換することができる。

まさにこの国際的な共同学習、国境を越えた共同制作は、インターネットによってはじめて可能になったことである。インターネットがこれまでとうていできなかった、国境を越えた共同学習を可能にしているという事実は、これをみても明らかであろう。

9.次世代に伝えられる学習素材

インターネットの威力は、これだけにとどまらない。これまで中学生、高校生が共同学習をすることは、いくらでもあったが、生徒達が懸命に取り組んでも、その作品が後まで残されるということはほとんどなかった。発表会が済むと、たいていの場合、処分される運命にあった。

ところがこのホームページは、コンピュータ上に保存され、世界中どこからでも、誰でも好きな時間にみることができる。先程私は、これは百科事典のようなものだといったが、これは青年達の知的好奇心、今世界に起きていることを知りたいという関心から書き上げられた百科事典である。若者らしい疑問、若者らしい発想、若者らしい好奇心、そういうものが土台となって作られた百科事典である。これは自分達の住んでいる世界に疑問を持ち出した若者が、自分達の疑問に答えるたえに作り上げた百科事典である。おそらく専門家が作り上げた百科事典とは、だいぶ趣が違うものになっていることであろう。

このプロジェクトの主催者は、「このホームページの製作者は、自分達のためではなく、未来の世紀のための教材を作っているのだ」と説明している。まさにそのとおりである。このホームページを読むことによって、子供達だけでなく、大人も多くのことを学ぶことができる。これから生まれてくる子供達も、大きくなってからこのホームページを見ることによって、多くのことを学ぶことだろう。まさに自分達だけで、自分達だけのために作ったホームページではなく、広く世界の人のため、絶滅種に関心をもつすべての人々のために作られた百科事典なのである。

このホームページには、この記事を読んで、どれだけ新しい知識が得られたか、それをチェックできるページがある。これがそのページである。たとえば「現在、どのくらいの数の種が、絶滅の危機に瀕していると分類されているか」、「現在地球上にはいくつの種が生存しているのか」「もっとも多くの種が生存している地域はどこか」「絶滅種を保存しなければならない理由は何か」、こういったクイズがのっている。関心のある方は、試してみられることを勧めたい。

まとめ

今日はインターネット、ホームページ、電子メール、デジタル図書館、デジタル博物館といった、最近登場してきた、新しい知識の交換の仕方、知識の伝え方についてお話をした。目下、デジタル技術は急速に変化しており、数年もたつと、また別の状況が登場してくるだろう。それとともに、私達の生活にもさまざまな変化が出てくることだろう。それとともに、今では必ずしも使いやすいとはいえないパソコンも、もっと簡単に使いこなせるものになるだろう。私達は今や新しい文明が開かれる戸口に立っていることになる。